化学そして法規重視のアプローチ
品質評価機関のリーダーとし、モンドセレクションでは創立以来50年間、常に化学そして法規重視のアプローチで品質評価に取り組んできました。以下、モンドセレクション審査委員長ジョセフべゼマン教授より当アプローチのご説明させて頂きます。
モンドセレクションにおいては、多様な食及び飲料品の性質に従い、適切な評価方法を選択し応募商品の分析・審査を行います。評価方法として、経験ある専門家パネルによる官能分析過程、そして公式ラボによる細菌化学分析過程が上げられます。ラボ分析結果は商品ラベル内容と照合しその正当性を評価します。
各応募商品は我々化学分析メンバーによって、成分ならび栄養分析表、栄養強調そして健康強調表示、仕様書やパッケージで謳われる有効成分の効用など、様々な要素が分析されます。
ラベル規制や衛生基準を満たしていても栄養価の低い商品、また、栄養価が高くてもテーストが優れていない商品など、消費者の購買意欲を促進するに至らない商品が存在します。したがって、我々は商品の栄養品質を総合的に分析評価することを常に心がけています。
商品の評価には、物質自体の特性(化学的、細菌学的、テーストなど)の分析だけに限らず、生産者がどのような手段で消費者が必要とするデータを伝えているかも考慮に入ります。 ブロンズをはじめとする、銀、金、最高金賞というモンドセレクションの各賞は、商品固有の特性分析、そして消費者へのコミュニケーション機能性など、商品の総合評価の結果となります。
我々審査委員会が設定した評価基準を次に要約してみます:テースト、健康管理、便宜性、ラベル表示、パッケージ内容、環境保護そしてイノベーション機能。 評価中それぞれの基準が占める割合は応募商品の性質機能により異なります。
健康面などを含んだ消費者保護は各国厚生省の管轄であり、その活動自体は我々モンドセレクションのミッションではありません。しかし、モンドセレクションでは、 消費者が商品を選択するのに必要である、然るべき化学的根拠に基づいた適切な情報が製造者によって開示されているか を評価します。商品パッケージのラベルデータは消費者のよりどころとなります。従って、法規に沿ったものであると同時に、信頼性の高いものである必要があります。
我々はラベルや使用法を分析する際、基本的に欧州の食物法規概念を基準とします。 経験上、当概念は欧州圏外の、特にアメリカ食品医薬品局や日本厚生労働省の各種規定内容に十分対応するものであると認識しています。
欧州指令や規定は非常に複雑であり、非欧州圏の企業が該当法規に厳密に従った商品開発を行うことは期待できません。しかしモンドセレクションでは適切なラベル表示を通じて、消費者への必要なデータ開示をすることは製造業者の義務であると信じています。そして、厳格な欧州指令や規定はラベル表示や仕様書の改良ツールとしても活用出来るでしょう。
ヨーロッパ連合に於ける重要事項は次のサイトをご参考下さい:
各種規定および指令http://eur-lex.europa.eu/index.htm、欧州食品安全機関www.efsa.europa.eu、欧州委員会配信の食品安全関連事項http://ec.europa.eu/food/index_en.htm
上記サイトから次の重要な指令を検索できます : (the Directive 2000/13/EC)食料品のラベリング、表示および広告に対する加盟国の法律の近似化に関する 2000年 3月20 日付欧州議会および欧州連合理事会指令、(the Directive 2002/46/EC)サプリメントに使用できる栄養素に関する2002年 6月10 日付規制(the Directive 90/496/EEC) 栄養表示と健康強調表示に関する1990年9月24日付規制 (the Directive 1924/2006/ EC) 食品における栄養強調表示および健康強調表示に関する2006年12月20日付規則
さらに、上記で述べた分析評価には、法的時効、コーデックス委員会制定国際基準ならびガイドライン、食品業界のトレンド、各専門組織の見解、そして特にタイムリーな化学実証データなどが常に反映されている事を強調したいと思います。その結果、分析評価基準は必要に応じて毎年適宜に調整をすることになります。
そして、我々は資格、経験ならび人格を総合評価し外部より審査員メンバーを選りすぐることで、公平な分析評価を実現しています。
つまり、独立した審査員メンバーが我々の提唱する基準を十分に理解し、常に公平な評価をすることが出来てはじめてワールドセレクションの一貫した評価過程とその優秀性を保つことが出来ると言えます。
ただし、応募登録、サンプルケアおよび保管、分析評価シート管理、評価結果の整合性、完全性、信頼性ならび内部一貫性など、ワールドセレクションの全過程はモンドセレクションの運営委員会が管理しています。さらに、分析評価結果の認証はモンドセレクション運営委員会によって行われます。
ジョセフべゼマン教授